医療の違い⁉︎

40代の保険ブログ

 

「先進医療」と「標準医療」の違いとは?

 

先進医療と聞くと言葉の響きから「最先端・優良な医療」とイメージを持ってしまい、標準治療より劣ると誤解されてしまいますが、それは違います。

 

先進医療は、新しい医療技術、患者ニーズに対応する事を目的に、厚生労働省が認めた高度な医療技術ではありますが、安全で有効である事を評価している段階の治療や手術です。

よって上述したとおり定期的に見直しが入り、効果が高い事が認められ公的医療保険が適用される治療もあれば、様々原因で先進医療から外されてしまう治療もあります。

 

標準医療は「平均的・普通な医療」と言う意味ではありません。標準医療は世界標準で通用する有効性や安全性が高く最も推奨される医療です。なので、標準医療は公的医療保険によって給付され、自己負担は一部のみとなります。

 

先進医療は、一般的な健康保険が使える保険診療ではなく、自由診療扱いとなるため全額自己負担となってしまうのです。(但し、同時に実施した診察検査、入院や投薬などの費用は、公的医療保険が利用できます) 大事なのは自身が病気になってしまった場合に、治療の選択肢として「先進医療」も含めた幅広い選択肢が出来ることです。残念ながら医療は万能ではありません。自分が万が一大病を患った際に納得する治療を選択するための準備と心構えが大切です。

 

 

 

先進医療の種類と実施状況について

 

先進医療は「A」と「B」に分けられ、先進医療Aは未承認等の医療品もしくは医療機器の使用や適応外使用を伴わない医療技術で、先進医療Bは逆に未承認等の医療品もしくは医療機器の使用や適応外使用を伴う医療技術です。

 

令和411日時点で、認可を受けている先進医療は、AとBあわせて81種類の先進医療があります。

 

では、どの先進医療が一番実施されているのでしょうか??厚生労働省が公表している資料では令和元年度 平成30年7月1日~令和元年6月30日 実績報告があります。この資料から読み解いて行きましょう。

 

令和元年(2019630日時点)で実施されていた先進医療技術数は、先進医療A29種類、先進医療B59種類、計88種類で、2022年現在の81種類と一部異なります。

上記の通り令和元年(2019630日時点)では「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」が圧倒的な実施件数と総額費用となっております。

 

個人の感想です。

参考になれば幸いです^ ^